こんにちは
【よしんらぼ】です
待ちに待ったGWですね!
4月は、新しい環境に心もカラダも
走り続けた1ヶ月だったのではないでしょうか?
そういう私はというと
4月は誕生月だったということもあり
ものすごく久々に
入谷にて普茶料理を楽しんできました
お店はマクロビオティックの創始者
桜沢先生も来客時に通ったと
言われているところ
ニンジンやゴボウや蒟蒻など
熟練の板前さんがつくりあげるメニューは
一品一品が丁寧な仕上がりで
変わらない安定感なのに
行くたびにその深さに感動させられます
少し食べ過ぎた1ヶ月でした...
今回のメルマガは
前回に引き続き
知られざる「食物繊維」の重要性について
お伝えしますね
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食物繊維を食べないことによる「デメリット」
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以前のメルマガで
腸内細菌は
善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが大事だ
ということをお伝えしました
正直なところ善玉や悪玉というのは
人間がそんなふうに呼んでいるだけですので
菌たちは単に
それぞれの生命活動を行っているだけでも
悪玉菌が好む食事と善玉菌が好む食事は
ChatGPTに聞くと以下のように出てきます
悪玉菌が好む食事は?
糖分や精製された炭水化物などの
加工食品を好みます
これらの食品は悪玉菌の増殖を促進し
腸内のバランスを乱す可能性があります
1. 砂糖(糖質)
砂糖は悪玉菌のエサとなります。
過剰な砂糖摂取は腸内のバランスを崩し
悪玉菌の増殖を促進します。
2. 精製された炭水化物(糖質)
白米、白パン、白いパスタなど
精製された炭水化物は消化が速く
血糖値の急激な上昇を引き起こします
3. 加工食品
加工された食品には多くの場合
砂糖や添加物が含まれています
これらの食品は悪玉菌の増殖を助長し
腸内の健康を損なう可能性があります
4. 飽和脂肪
高脂肪の食品
特に飽和脂肪を多く含む肉や乳製品は
悪玉菌の増殖を促進する可能性があります
善玉菌が好む食事は?
主に食物繊維を豊富に含む食品や
発酵食品などが挙げられます
1.食物繊維豊富な食品
善玉菌は食物繊維をエサとして利用します
したがって、野菜、果物、穀物、豆類などの
食物繊維豊富な食品を摂取することで
善玉菌の増殖を促進することができます。
2.発酵食品
発酵食品には
善玉菌を含む微生物が豊富に含まれています
代表的な発酵食品には
ヨーグルト、ケフィア、納豆、キムチ、酢漬けなどがあります
これらの食品を摂取することで
腸内の善玉菌のバランスを整えることができます。
3.プレバイオティクス
プレバイオティクスは
善玉菌のエサとなる食物繊維や特定の糖類のこと
オオバコやイヌリンなど
プレバイオティクスが含まれる食品を摂取することで
腸内の善玉菌の増殖を促進することができます
これらの食品には
アーティチョーク、ニンジン、玉ねぎ、にんにくなどがあります
4.多様な食材の摂取
様々な種類の食材を摂取することで
腸内の微生物の多様性を保つことが重要です
異なる食材から様々な栄養素を摂取することで
腸内環境を豊かにし、善玉菌の増殖を促進します
そして現代人が陥りがちな
高脂肪で食物繊維不足の食事は
腸壁で大事な役割をになっている
ムチン層を薄くしてしまいます
実はムチンが持つ糖鎖は
食物繊維とよく似ているのです
食物繊維は細菌の餌となりますが
これが不足すると
それに飢えた腸内細菌は
カラダを守ってくれている粘膜層
ムチンを食べ始めてしまいます
これがムチン層が薄くなる理由の1つで
そしてリーキーガットへのルートにつながっています
食物繊維を食べるという行為は
腸壁を守ることにつながっているんです
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腸だけじゃない!
食物繊維と日本人の胃のカタチ
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そして意外と知られていませんが
日本人の胃のカタチは
食物繊維の消化にとても適したものになっています
穀物は食物繊維が多い主食
胃のぜんどう(蠕動)なくして
腸へは送り出せません
胃の中に入った時点で
どろどろになるまで砕き
腸に送っています
面白いのは
日本人の胃袋のカタチは
縦長の上がり出口で
鉤状胃(こうじょうい)
釣り針のようなカタチ
出口の位置がやや高めのため
食べたものをしっかりためて
消化できるようなカタチです
このカタチは肉や魚の消化に
あまり適していない形です
脂肪と動物性たんぱく質の多い
肉食中心の欧州系の人の胃のカタチは
よく見る胃のカタチ
欧州系の人の胃のカタチは
根本が太く緩やかに曲がっていて
牛の角に似ていることから
牛角胃:ぎゅうかくい
と呼ばれています
よく見る胃のカタチがこれです
胃の中に送られた食べ物が
腸までスムーズに移動するのに適しています
主に脂肪とたんぱく質を小腸で消化するため
なる早で腸に送り出せるカタチ
胃酸の量にも違いがあり
日本人の約2倍も多く出ているとも
日本人の胃のカタチは
高タンパク高脂質な
主に動物性食品を消化するのに
あまり向いていないカタチとも言えます
胃のカタチはおそらく
他のカラダの部位と同様に
遺伝子により引き継がれてきていると
考える方が自然でしょう
ここで思い出して欲しいのは
日本に増えた
糖尿病、乳がん、大腸がんは
1960年代後半以降からで
それはおよそ
食生活の変化と運動不足が
原因と言われていること
それ以前の食卓には
玄米や雑穀など穀物と
野菜、果物、芋や豆など
食物繊維が豊富な食材が多く
魚もごく少量
肉はほとんど食べていない食生活
食物繊維の多い食事だったという点
食物繊維を意識した食事の必要性が
ここからも垣間見れますね
この続きはまた来週...
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参考本
・日本人の遺伝子からみた病気になりにくい体質のつくりかた
・老いと腸
・面白くて眠れなくなるウンチ学
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