ガスや膨満感はありますか?腸と細菌の関係:No.333
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ガスや膨満感はありますか?腸と細菌の関係:No.333

更新日:2023年1月31日


過敏性腸症候群

「原因不明」と言われていた

  • お腹のガス

  • 腹部膨満感

  • 下痢や便秘

  • 腹痛

などのつらい症状は

小腸の中で

爆発的に増えた

腸内細菌に因る可能性があるらしく


1700万人を超える日本人が

悩んでいると言われている

「過敏性腸症候群」


小腸に増えすぎた細菌と

双方の関連性があることは

どうやら30年も前から

議論されてきたようです

(参考書籍:腸内細菌の逆襲)


この事実は既にご存じの方も

多いのかもしれませんけれど

「腸に良い」とされてきた

  • 発酵食品を食べること

  • 食物繊維を食べること

といった腸活に対して


それらがかえって

症状を悪化させる原因となっている

可能性もあることから

敢えて今回

取り上げてみました


私たちの腸の中に棲んでいる「細菌」は

42億年前から地球上で生存していた

最古の生命体のひとつ


この細菌が生きられる条件は

その生きる環境が「無酸素」であること


地球上に酸素が発生すると

酸素を嫌う細菌たちは

酸素がない環境に逃げ込むことで

生き延びてきました


その環境が私たちの腸

(特に大腸)


ちなみに「腸」という器官は

どんな動物にも必ずある「消化管」で

脳よりも前に存在し

最も古く

最も発達した

体内では最も複雑な器官とも


腸内細菌は

私たちが食べた食物を

私たちの細胞と競いながら

栄養を我が物に


後に細菌は

私たちの腸(身体)なくして

生き延びられない事実により

助け合いながら生きる

「共存」の関係が成立していったとも


そして本来「小腸」は

腸内細菌が少ない臓器

対して大腸は

小腸の数十倍の腸内細菌が棲んでいます


このバランスが崩れ

小腸の中で

腸内細菌が大増殖することで

先にお伝えした

お腹の不調が発症する

というメカニズム


この症状は

「SIBO:シーボ」


細菌が小腸にまで増殖した理由は

  • 細菌が、昨今の飽食から身体を守ろうとした結果

  • 他の病気などで服薬した「抗生物質」により、痛めつけられた細菌の逆襲

が挙げられています


健康で長寿な人の腸内細菌は

多種類がバランスを保って存在しています


好き嫌いが多かったり

偏った食事をしていたり

不規則な生活をすることで

このバランスが崩れ始めます


食養の世界でも

食材や生活の陰陽が

バランスを崩し

いずれかに傾くことが「病」とも


もしも腸に良いと言われている

発酵食品や食物繊維などを

積極的に摂取したにも関わらず

お腹の調子が悪いままで

精神状態も悪く

引きこもりがちになる場合は


今回のSIBOの可能性も

疑ってみても良さそうです


現代医療では

それらの対処として投薬や

糞便移植などが行われているとも


その他の手段としては

間欠的な断食などで

腸内フローラを変化させる取り組みも


編集後記

読書をしなくては!

●●をしなくては!

やりたいことが沢山あるにも関わらず

睡魔に負けてしまう昨今です


眠ることは自分に対する投資でも


2・3日で調整できるものではなく

寝不足の場合は週単位

または月単位で

調整することが望ましいようです


実は引っ越し前の数ヶ月

心を静めてぐっすり眠ることが

できなかった事もあり

その反動が昨今の睡魔に


自己投資という点で

眠い時は諦めて

ぐっすり眠ることを選択するといたします


寝不足気味の方はぜひ

「眠る」という自己投資を


自分で自分の健康管理!

顔が教えてくれるSOSをチェックして

今の自分の内臓の健康状態を予測してみよう↓




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