「腸活」が流行ってかれこれ経ちますが
未だに「腸活」の話題は豊富に
いたるところで発せられています
以前のメルマガでも取り上げていますが
日本人で腸の不調（過敏性腸症候群）な人は
1,700万人も
若い世代の人にも多く
その症状は
お腹の張り
便秘や下痢
膨満感
食後の眠気（低血糖症）
異常なガスの発生
など
医師に相談しても
いわゆる「ストレス」という言葉で
片づけられてしまいがちな症状でも
それはその答えが
今は「ない」が故に
医師側からも回答に困る症状だからとも
どうもこれらの症状は
過敏性腸症候群の人の約8割が陥っている
SIBO（シーボ）が原因なのではないか？
というのはごく最近わかってきたことらしく
一般的に「腸活」で勧められている
ヨーグルトや発酵食品などを食べても
その効果がみられなかったり
逆に悪化したりする場合は
その背景にSIBOの存在を疑ってかかった方が
良さそうです
表面的な対処方法では
一時的な安堵にすぎず
根本的な理由を追求しなければ
何事も解決するにはほど遠く
もちろん一時的な対処方法に
頼るタイミングがないとは言いません
痒くてたまらない
痛くて眠れない
出血がひどくて貧血に！
といった緊急を要する症状には
一時的な効果でも対処する必要がある場合も
「臨機応変」に判断できることが
自分自身の生命維持という意味でも
キモとなることを忘れずに
でも緊急を要するタイミングが過ぎたら
根本原因を見つける視点を持ち合わせる方が
自分自身の身体に優しく
SIBO（シーボ）とは
本来細菌が棲みつかないはずの「小腸」に
沢山の細菌が棲みついている病です
腸内細菌は通常
酸素をそれなりに保持できる
「大腸」に沢山棲みついています
大腸の構造も
細菌が沢山棲みついても大丈夫なように
その形は膨らんだり縮んだりするのに最適でも
その腸壁も二重の粘液層が
菌を寄せ付けないようなバリア機能に
大腸のお仕事は主に
食べ物の残りの水分吸収と
便を体外へ排出すること
小腸は大腸と胃の間にある
栄養吸収を担っている臓器
大腸に似ていて
くねくねした筒状の臓器ですが
その違いは
食べ物の栄養吸収を担っているため
その流れも早く
酸素が少ない環境のため
細菌が棲みつきにくく
大腸のように膨らんだり縮んだりするのが
不得意な構造でも
やっかいなのは
SIBOになると
本来細菌が棲みつけないはずの小腸に
細菌が増殖してしまうこと
小腸は細菌が棲むのに適した構造をしておらず
細菌が棲みつくことで
小腸内にガスが発生すると
膨らんだり縮んだり
小腸が不得意とする動きをせざるを得なくなります
これにより小腸が傷つき
小腸の腸壁も薄くなり
腸から細菌や未消化のタンパク質などが
その外に漏れ出す
リーキーガットを
発症させるリスク大に
食事後すぐに
お腹が張ったり（膨満感）
ガスが異常に発生したり
異常に眠くなったり集中力が欠けるなど
過敏性腸症候群に多い症状が
その特徴でも
SIBOに陥る原因は単純で
小腸で消化しきれない食べ物を
過剰に摂取し続けたことにより
小腸内に未消化の糖がさまよい
それを餌とする細菌が
大腸から小腸へと流れ込んで増殖する
という流れに
まさに
飽食時代という背景から生まれた
現代病とも言えるのではないでしょうか
人それぞれ
何物にも
許容範囲があります
その範囲は体質や体調により
十人十色
自分がどのくらい食べると・飲むと
十分なのか？
それらの許容範囲を知るには
自分自身の身体の声を聞きながら
自分で把握する視点を持つことが
その第一歩に
大腸まで到達して
腸の免疫力アップに貢献してくれる
「酪酸」をつくる「酪酸菌」を含む食品は
ものすごく限られているそうで
その代表として「糠漬け」が
ということで昨今は毎日
ぬか床をひっくり返すことが日課に
夏野菜でもある「ニガウリ」を
漬けてみたのですが
当たり前ですけれど
糠漬けならではの味はすれど
ニガウリは漬けても苦いことは
間違いない！と気付いた
昨今でもあります
まずくはありませんけれど
漬物にしても苦く
夏野菜の苦味は特に
心臓と小腸をフォローしてくれます
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